2010/03/11(Thu) 14:41課題曲合奏クリニック 今年の見どころ(1)
課題曲合奏クリニックが間もなく(3月25日)発売となります。
収録から編集まで怒涛の日々が続きましたが、
福本信太郎先生、昭和音楽大学の方々を始め
多くの関係者の皆様のお陰でようやく発売にこぎつけることが出来そうです。
(特に講師の福本先生には最後の校正に至るまで本当にご苦労おかけしました。
ありがとうございました!)
そこで発売に合わせて、その内容をダイジェストでコッソリ(?)ご紹介します。
『課題曲T 迷走するサラバンド』
サラバンドといえば昨年の課題曲「16世紀のシャンソンによる変奏曲」にもありました、
3拍子の優雅な舞曲を思い浮かべる(私もそうでした)人が多いと思いますが、
作曲者の方のコメント(スコア参照)にもあるとおり、
その起源は現在の形とは全く異なるもので、長い歴史の間に様々な変化を経て、
現在我々がよく知る形になったそうです。
(私も初めて知りました。つくづく思うのですが、課題曲クリニックの制作に携わると毎回新たな発見があり、大変勉強になります)
そのタイトル、そして歴史が示すとおり、この曲自体も迷走するかのごとく、急激なテンポや曲想の変化が随所に見られます。
(このあたりは指揮も重要なポイントとなります。今回新たに設けた
「指揮ワンポイントアドバイス」でも多く取り上げていますので是非参考にしてください)
大変練られ、凝縮された内容を持つ曲ですので、それらを一つ一つ理解し、
かつ劇的に表現するのが大きなポイントとなります。

「3つの主要モティーフ」
冒頭のT,B.Sax.のフレーズには、その後様々な形で展開される主要モティーフが内包されています(まさに「予感の響き」!)
その後の展開例を提示した後、歌い方や重心の位置について解説・実演します。
「変拍子の確認」
この曲では随所に楽譜の表記とは違う拍子感でとらえた方が良い箇所があります。
「ビートの確認」
(C)からのメロディは5/4拍子ですが、ビートを細かく解釈すると2+3に分割することができます。
さらに・・・
「黄金分割点」
黄金分割(黄金比)とは数学的に最も美しい比率とされ、概ね「1:1.6」
この曲もその比で分割すると、そこにこの曲のターニングポイントが現れます。
「3段階のテンポ設定」
つい見逃しがちですが、(J)から3段階に渡ってテンポが少しずつ速くなっています。
その差を明確に示すことで音楽が発展・熱狂していく様を表現できます。

(次回に続く・・・)
文責
ディレクター
制作技術部 松村 康
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▼前回までの記事はこちら
・課題曲クリニック撮影終了!
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■3/25発売!
2010年全日本吹奏楽コンクール 課題曲合奏クリニックDVD
品番:BOD-7806S
価格:4,980円(税込)
今回ご紹介した内容はほんの一部です!
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