ジュリー・アン・ジルー(Julie Ann Giroux)

ジュリー・アン・ジルーは1961年マサチューセッツ州のフェアヘイヴンで生まれ、アリゾナ州フェニックスとルイジアナ州モンローで育った女流作曲家。

ルイジアナ州立大学とボストン大学で学び、ジョン・ウィリアムズ、ビル・コンティ、ジェリー・ゴールドスミスらに作曲を学んだ。

優れたピアノ奏者、ホルン奏者でもある。3歳からピアノを弾き始めた彼女は、9歳のときに初めての作品を出版した。

1985年にはテレビ番組や映画音楽の作曲、オーケストレーション、指揮を務めるようになる。

ロサンゼルスに来てからの3年間で、エミー賞ミニシリーズ/スペシャル番組部門受賞作品「南北戦争物語 愛と自由への大地」、TVシリーズ「Dynasty and The Colbys」、映画「カラテ・キッド2」「ハードプレイ(White Men Can’t Jump)」「ブロードキャスト・ニュース」といった作品に携わっている。

彼女にとっての最初のエミー賞ノミネートは1988年の「North and South Part II - Love and War」で、その後3年間は毎年アレンジやオリジナル楽曲がアカデミー賞にノミネートされた。

これまでに100以上の映画、テレビ番組にクレジットされており、何度もエミー賞にノミネートされている。
彼女が初めてエミー賞を獲得したとき、この賞のカテゴリの中では史上初めての女性作曲家であり、史上最も若かった。

ジュリー・ジルーは非常に幅広い作曲家で、合唱を含む交響楽団や室内楽団、吹奏楽団、ソロ奏者、金管・木管五重奏など多くの編成のために曲を書いている。

吹奏楽のための曲を作曲し始めたのは1983年で、初めての作品「Mystery on Mena Mountain」はサザン・ミュージックより出版された。
それ以降、プロ・バンドや軍楽隊、大学や公立学校のバンドのために多数の作曲をしている。