鋒山 亘 (ほこやま わたる; Wataru Hokoyama) |
福島県会津若松市出身。16歳で渡米し、インターローケン芸術高校、 クリーブランド音楽院で作曲・指揮を学ぶ。’99年にロサンゼルスに移住。南カリフォルニア大学(USC) の映画音楽作曲学科(SMPTV)に在籍し、エルマー・バーンスタイン等の巨匠の下でハリウッドの映画音楽作曲法を学ぶ傍ら、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)エクステンションにてオーケストレーション(管弦楽法)を学ぶ。 また、指揮法を鈴木孝佳、アラン・ギルバート(現ニューヨーク・フィル・ハーモニック常任指揮者)の両氏に師事。ハリウッドに於いては、’01年カンヌ映画祭にてパルムドール賞を受賞した「Bean Cake (邦題:おはぎ)」、’03年サンダンス映画祭にてオーディエンス賞を受賞した「ONE」等の作品で音楽(作曲・指揮)を担当。 また、’00年公開の「ダンジョン&ドラゴン」や、20世紀フォックス製作のTVシリーズ「Buffy the Vampire Slayer:Special Musical Episode」の製作では、オーケストレーションを務める。ポップ・ミュージックやロックバンドへのアレンジ等も手がけ、俳優のジャレッド・レトがボーカルを務めるロックバンド、30 SECONDS TO MARS のアルバム「A Beautiful Lie」や、クレイ・エイケンの全米コンサート・ツアーに、ストリングスやオーケストラのアレンジを提供する。 日本に於いては、’04年放送のNHKスペシャル「地球大進化」の製作で、編曲/オーケストレーション・指揮を務めた他、’06年公開の実写版「神の左手 悪魔の右手(楳図かずお原作/金子修介監督)」では作曲を手掛ける。また、森繁久彌の最後の作品と言われる「霜夜狸」に主題歌を作曲。’07からはゲーム音楽界に進出し、Playstation3用ゲーム「AFRIKA」の製作で作曲を務め、音楽史上最大規模になる104人編成のオーケストラを集め、ハリウッドのソニー・ピクチャーズ・スタジオにてレコーディングを指揮する。’08年にはゲーム「バイオハザード5」の製作でオーケストレーション・編曲を務め、20世紀フォックス・スタジオにて同じく100人強編成のオーケストラを指揮。’08、第一回目に開催されたハリウッド・ミュージック・アワード(Hollywood Music Awards) に於いて、「AFRIKA」の作曲で BEST ORIGINAL SCORE(ゲーム音楽部門)を受賞。’09、国際映画音楽批評家協会主催のアワードでは、同「AFRIKA」のスコアがベスト・オリジナル・スコア(ゲーム音楽部門)にノミネートされると同時に、毎年サンフランシスコで開催される Game Developers Conference (GDC)での授賞式Game Audio Network Guild Awards’09 (G.A.N.G. Awards) にて「新人賞」、「ミュージック・オブ・ザ・イヤー賞」「ベスト・オリジナル・インストゥルメンタル賞」を受賞。 現在、ロサンゼルス在住。映画・ゲーム音楽、コンサート音楽、ポピュラー音楽等、幅広い音楽活動を展開している。
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